ワイナリー/コンセプト

大地と
人と
ブドウ

ワインを通して見つめる
風土・文化。
NIKI Hills Wineryはワイン造りを準限界集落となった仁木町の再生に向け、2014年に耕作放棄地を整備し事業をスタートし、2015年からは仁木・余市町の契約農家さんのぶどうを使ったワイン醸造を開始し、2019年からは自社畑のぶどうによるワイン造りも始まりました。
33haの敷地に醸造所、ぶどう畑、ナチュラルガーデン、レストラン、宿泊施設を備えており、地元の雇用に貢献し、国内外の観光客を誘致することで仁木町を活性化することを目指しています。
NIKI Hills Wineryが
目指すもの
History and future
歩み

ワイナリーに
込めた想い
我々、NIKI Hills Wineryは2014年に創業し、2019年にグランドオープンを迎えた、ワイナリーです。広告代理業を営む経営者である私が、北海道にワイナリーを つくろうと決めたのは2014年のこと。きっかけは社員育成のための新たな研修所の建設地探しでした。経営するDACグループは人材育成に力を入れており、農業研修、富士登山など様々な研修を実施しています。
縁あって訪れた北海道仁木町で、研修所にどうかと紹介された、ここ旭台に立ち、穏やかに広がる町並みとその向こうに続く余市湾を見たとき、何か運命的なものを感じました。
高齢化や過疎化で耕作放棄地が増え、旭台は荒れ地になっていましたが、仁木町は、明治時 代に開拓されて以来、フルーツの栽培で名を馳せてきました。特に、ワイン用ブドウに適した水はけの良い土壌、寒暖差の大きい気候で、上質なワインを生み出す条件が整っています。
オーナー 石川 和則
広告代理店・DACグループ 代表。北極点・南極点を走破、デナリ登頂など冒険家としての側面も持つ。2014年に(株)NIKI Hillsファームを 設立し、ワイナリー経営へ。

ワイナリーが
目指す姿
NIKI Hills Wineryの丘は訪れた人が自然の中でリラックスして過ごせる場所。
「感動と癒しの空間」
我々は、そんな姿を目指しています。
北海道は140年前に移住してきた人たちが開拓した土地。その開拓者魂が今も地域全体に引き継がれていることをNIKI Hillsで感じていただきたいと思っています。
素晴らしい大自然のなかで、美味しいワインを飲み、憩いのひとときをご堪能ください。
総支配人 舟津 圭三
冒険家でもありアドベンチャーガイド。1989年には国際犬ぞり南極横断隊に参加、222日歩いて横断に成功。アラスカに20年在住。2015年北海道に移住
ブドウが持つ本来の香りを
最大限に引き出し、
上品で奥行きのあるワインを。


ワインは会話が弾む飲み物。飲み手はその外観や香り、味わい、抜栓してからの変化の過程に想像を膨らませ、時には造り手の意図を推考し、仲間とワインを味わう時間を愉しむ—。醸造家もワインを愉しむ1人です。だからこそ、好奇心をかき立て思わず口に含みたくなるような香りを引き出したい。北海道らしさ、仁木町らしさを表現する、きれいな酸と糖のバランス、“想像力を掻き立てる”奥行きと複雑さを持つワイン造りを目指しています。
醸造家 太田麻美子
ウィズリントン マリコ

サービスマンの仕事はお客様に心地よく過ごしていただける空間づくりをすることだと感じており、日々の生活などで心が疲れたときに、NIKI Hills Wineryのことを思い出して、またここに戻ってきたいと思っていただけるようなサービスを心がけております。
ソムリエとしては贅沢なディナーの1本、カジュアルに楽しむ1本、贈答用の1本などお客様のすべてのシーンに寄り添うことのできるようワインをご提案いたします。
副支配人兼ソムリエ 有馬佳宏

ワインにとってぶどうの出来、品質はワインそのものの味わいや品質に直結し、大きく影響を与えます。 北海道・仁木町の産地特性、またNIKI Hillsの畑に適した栽培方法、ぶどうの品質・収穫量など、まだまだ研鑽と試行錯誤を重ねる中で日々模索しています。 ワインを口に含んだ時に感じる香りや味わい・高揚感、そこからぶどうの畑や仁木の風景を想像したくなるような、そんなぶどう作りを、毎日畑でぶどうに向き合いながら目指しています。
栽培家 遠藤妙美

品質の高いぶどうを作り、美味しいワインに仕上げる。栽培技術を追求し、お客様に完熟の果実を届ける。季節により移ろい変わっていく植物の美しさを演出する。どれか1つではダメです。これらの魅力が全て表現できた時に、NIKI Hills Wineryとして他にはないものになり得ると考えています。五感を通して楽しんでいただける、そんな場所を作り上げていきたいです。
ヘッドガーデナー 玉田直哉

森を再生し、
自然と共生する
SDGsの取り組み
仁木町の79.4%、余市町の67.5%が森林によって占められており、美しい町に四季の彩を与えてくれています。しかし、日本の森の多くがそうであるように、NIKI Hillsの森林も手付かずのまま放置されて木々が密集し、太陽の光が地面まで届いていませんでした。そこで長野県黒姫で森の再生活動を行われていたナチュラリスト故C.W.二コル氏にアドバイスをいただきながら、森の再生に向けた整備を行ってきました。 森の力は「心や体を癒す力を秘めている」と二コル氏は仰いました。人と森との関りを取り戻すことで、そこに住む人々は森と関わりながら共存していくことになります。NIKI Hillsでは森の整備に加えて、ナチュラルガーデンの造成も行っており、ワイナリー、森、ヴィンヤード、ガーデンがハーモニーを奏でる空間を作り出し、自然と共生しながらストレスフリーの生活を送れる未来を提案します。