ワイナリー/コンセプト

ワイナリーMAP

NIKI Hills Wineryが
目指すもの

History and future

1.

土地のブドウで
ワインをつくる

仁木・余市地区は水はけが良く、寒暖差も大きい気候の為、糖度の高いブドウ栽培に適し、上質なワインを造る条件が整っています。ワインは同じ種類のブドウを使っても土地や微妙な気候の違い、醸造場所によって全く異なる味となり、高い技術と手間をかけることで高品質なワインを出荷することが可能となります。
地域創生、六次産業化にならいこの地で生産されたブドウを即時にワインに仕込んでいき、新たな流通・販路を考え、ワインの産地として仁木町の知名度を高めることで、新規ワイナリーを呼び込みたいと考えています。それにより、若い後継者がブドウ栽培・醸造技術を互いに高め合い、農業の再生、地域活性化の道が拓くことが期待できます。

2.

130年続く豊かな
果樹園を継承

仁木・余市地区の果樹栽培の歴史は古く、約130年前から全国に先駆けてリンゴ栽培が始まりました。しかし、高度成長を経て、経済・産業構造が激変し農業就労者は激減。現在は農家の高齢化が進み、後継ぎのいないまま放置されている農地が増えつつあります。
NIKI Hills Wineryでは、仁木町の財産である果樹園を引継ぎ、農業を再生していくためにワイン用ブドウという付加価値の高い農作物を作り、六次産業化によって豊かな町づくりを手掛けていきたいと考えています。

3.

地域創生 
若者の雇用をつくる

仁木町は既に準限界集落となっています。私たちは農業を継承しながら「グリーンツーリズム」「アグリツーリズム」「ワインツーリズム」によって観光客を誘致することで、雇用を生み出し、地元の若者たちに希望と誇りを取り戻してもらいたいと考えています。しかし、NIKI Hills Wineryだけ整えても、私たちの夢が現実するには至りません。なぜなら本当の意味でワイナリー巡りを楽しんでもらうためには、たくさんの個性豊かなワイナリーが必要だからです。周りに開業する人々はライバルというよりも、むしろファミリーと考え、地域貢献を常に考える人づくり、誇りが持てる町づくりを目指していくことで日本中から注目されるような地方創生を実現していきます。

4.

「北の楽園」と呼ばれる
ワイナリーをつくりたい

東に小樽・余市、西に倶知安・ニセコに囲まれた仁木町は、町の中心を流れる余市川に沿って明治以降果実の町として発展してきました。
余市湾からのぼる霧は昼夜の寒暖差を作りだし、糖度の高いワイン用ブドウを育てます。
明治初頭より続く果樹栽培技術を引き継ぐ形で、NIKI Hills Wineryは、2016年からワイン用ブドウの植栽を始めました。
ブドウ栽培の北限といわれているこの土地でしかつくれない、美しい香りのするワイン。
北の大自然をゆったりと流れる時間がNIKI Hills Wineryにはあります。
美しい山並みと田園風景に囲まれた丘に、私たちはワイン畑とガーデンをつくり、誰もがもう一度訪れたいと願う楽園を創造しています。

5.

SDGsの取り組み

仁木町の79.4%、余市町の67.5%が森林によって占められており、美しい町に四季の彩を与えてくれています。しかし、日本の森の多くがそうであるように、NIKI Hillsの森林も手付かずのまま放置されて木々が密集し、太陽の光が地面まで届いていませんでした。そこで長野県黒姫で森の再生活動を行われていたナチュラリスト故C.W.二コル氏にアドバイスをいただきながら、森の再生に向けた整備を行ってきました。 森の力は「心や体を癒す力を秘めている」と二コル氏は仰いました。人と森との関りを取り戻すことで、そこに住む人々は森と関わりながら共存していくことになります。NIKI Hillsでは森の整備に加えて、ナチュラルガーデンの造成も行っており、ワイナリー、森、ヴィンヤード、ガーデンがハーモニーを奏でる空間を作り出し、自然と共生しながらストレスフリーの生活を送れる未来を提案します。

6.

社員全員がソムリエを目指す

ワインの素晴らしさをもっと多くの人に伝えたいという思いから、現在ソムリエとワインエキスパートの呼称資格を16名と20名の社員が取得しています。

歩み

2015

耕作放棄地をワイナリーへ 荒野を整備し、ワイン用ブドウ畑に。環境保護活動家
故・C.W.ニコル氏のアドバイスのもと森も整備。

10月には醸造所が完成。余市の契約農家から仕入れたブドウで初醸造。


2016

自社畑では初めての苗植え この苗からできたブドウがエステートワインに。
ガーデンの造園開始。ブドウ畑と仁木の町並みを見下ろす景観にマッチするように造園。

2017

レストランも備えた宿泊施設が完成 NIKI Hills初醸造の白ワイン「HATSUYUKI 2015」「はつゆきLATE HARVEST 2015」が「JAPAN WINE COMPETITION 2017」にて銀賞・銅賞受賞。

2018

ワインが国際進出 香港で開催された『LE GRAND TASTING WINE AWARD』において、
「HATSUYUKI 2016」が日本ワインで唯一金賞を受賞。

2018

フランスのラグビー専門新聞 『Midi Olympique』主催の年間優秀選手の表彰式のレセプション(65e édition des Oscars du Rugby Midi Olympique)にて、HATSUYUKIとYUHZOMEが振る舞われた。

2019

グランドオープン 同年10月にニセコで開催されるG20観光大臣会合。その海外向け情報発信や視察の一環として来館された。
7月7日にグランドオープンを迎える。前日にはオープニングセレモニーを開催。

2020

日本赤ワイン史上初、国際ワインコンクールで金賞受賞 世界最大規模のワインコンクール「Decanter World Wine Awards 2020」に
「YUHZOME 2018」が日本の赤ワイン初の金賞を受賞した。
在イギリス日本国大使館主催「天皇陛下誕生日祝賀レセプション」にて、
HATSUYUKIとNEIROが振る舞われた。

2023

日本人初ドメーヌ・ジャック・セロスに醸造留学 ニュージーランドのプリリ・ヒルズ、シャンパーニュのドメーヌ・ジャック・セロスにて醸造責任者太田が醸造を学ぶ

2024

10周年記念式典 記念式典・イベントを開催。仁木町、地権者様、ワイン関係者、銀行関係者ら約100名にご参加いただき節目を祝った。

ワイナリーに込めた想い

オーナー 石川 和則

オーナー 石川 和則

総支配人 舟津 圭三

総支配人 舟津 圭三

ブドウが持つ本来の香りを
最大限に引き出し、
上品で奥行きのあるワインを。

主席 醸造家 太田麻美子

主席 醸造家 太田 麻美子

栽培責任者 倉岡佑樹

栽培技師長 倉岡 佑樹

ヘッドガーデナー 玉田直哉

ヘッドガーデナー 玉田 直哉