仁木町・余市町マップ

余市・仁木地区「余市川ワインバレー構想」で豊かな町へ再生

1 百二十年続く豊かな果樹園を継承したい。

余市・仁木地区の果樹栽培の歴史は古く、120年前から全国に先駆けてリンゴ栽培が始まりました。
戦後も、くだものの里として発展し、1960年代には大きな繁栄をみました。
しかし高度成長を経て、経済構造・産業構造が激変したことにより農業就労者は激減。
現在農家の高齢化が進んでおり、跡継ぎのいないまま放置されている農地が増えつつあります。
現状を放置しておけば、10年後には、これまでこの町が築き上げてきた
高い果樹栽培技術を継承する後継者もいないまま、失われてしまいかねません。
根本的な問題は、若い人たちが農業で生計を立てられず、
就職先を求めて町に出てしまうところにあります。

この問題を解決するのが余市・仁木地区の再開発
「余市・仁木ワインツーリズムプロジェクト」です。
私たちはこの町の財産である果樹園を引き継ぎ、農業再生していくために
ワイン用のブドウという付加価値の高い農作物をつくり、
六次産業化によって豊かな町づくりを実行していきたいと考えています。

2 土地のブドウだけで日本のワインをつくりたい。

余市・仁木地区は、 水はけが良く、寒暖の差が大きく、糖度の高いブドウ栽培に適し、
上質なワインを作る条件が整っています。
実際北海道のワイン用ブドウの約50%がこの地で収穫されています。
この出荷量は、日本一の数字となりますが、90%以上が他所に売られていきます。
一方欧米では、ワインはその土地で生産されたブドウを使って
その土地で醸造することが、豊かな農村を実現しています。
ワインは、同じ種類のブドウを使っても土地や微妙な気候の違い、醸造場所によって全く異なる味となり、
高い技術と手間をかけることで高価なワインを出荷することが可能です。
そこで政府が現在掲げている地方創生、六次産業化にならい、
この地で生産されたブドウを即時ワインに仕込んでいき、
新たな流通・販売を考えていきたいと思っています。
若い後継者がワイン栽培・醸造技術を競い合うことで収入は増え、
農業再生、地域活性化の道が拓けることになります。
なぜならこの地には、ワイナリー経営に必要な広大な土地と
確かな果樹栽培の技術、
「余市・仁木ワインツーリズムプロジェクト」によって
多くの若者を受け入れる準備が整っているからです。

3 観光客あふれるワインバレーをつくりたい

「余市・仁木ワインツーリズムプロジェクト」は、
米国カリフォルニア州ナパバレーの成功事例を下敷きにしています。
ナパバレーは、南北45キロメートル、東西の幅は平均で5キロメートルほどの広さに
約600のワイナリーが点在している地域です。
2012年度Visit Napa Valley社の調査によりますと
観光客数年間294万人。観光客による経済効果約1372億円。
約82%の訪問者はワイナリーのテースティング・ルームを訪問し、
77%がレストランで食事をとり、53%がショッピングを楽しみ、
そして何より92.9%の人が「再び訪れる」と回答しています。
みんな豊かで、誰もが自分のワイナリーの敷地内で農業を営んでいます。
このナパバレーも1960年代までは寒村でした。
しかし1960年代半ばから多くの志あるワイン開拓者によって
量よりも質を目指して技術を研鑽し、
観光客を受け入れる工夫を怠らなかったことによって
今の繁栄があるのです。

余市・仁木地区は、広さこそナパバレーの4分の1程度ですが、
海を臨み、三方が丘に囲まれ、川が流れている風景は、
世界有数の大パノラマとなっています。
これは観光地化を目指す我々にとって大きな武器となるものです。
私たちは、20年後に100軒を超えるワイナリーを集めることで
日本全国に、そして世界に向けてワインツーリズムの情報を
発信していくことを目指していきます。

4 地方創生!若者の雇用をつくりたい。

余市郡仁木町はすでに準限界集落(55歳以上の人口比率が50%を超)となっています。
私たちは農業を継承しながら、
「グリーンツーリズム」、「アグリツーリズム」、「ワインツーリズム」によって
観光客を誘致することで、雇用を生み出し、
地元の若者達に希望と誇りを取り戻してもらいたいと考えております。
私たちの思いは囲りで開業する人たちはライバルではなく、
ファミリーと考えています。
地域貢献を常に考える人づくり、
誇りがもてる町づくりを目指していくことで
日本中から注目をうけるような地方再生を果たしていきます。

ツーリズムによる地方再生への流れ

5 C・W・ニコルと森を再生し自然と共生したい。

余市町の67.5%、仁木町の79.4%が、森林によって占められており、
美しい町に四季の彩りを与えてくれています。
しかし日本の森の多くがそうであるように、
人びとの生活圏から離れ、手つかずのまま放置されている場所は
木々が密集し、太陽の光が地面まで届いていません。
そこで長野県黒姫で森の再生活動を行っているナチュラリスト
C.W.ニコル氏にお手伝いいただきながら森を再生し、
余市・仁木地区の自然環境保全をはかっていきたいと考えています。
一部の木を伐採することで、太陽の恵みが土に届くように整備し、
風が通る自然の道をつくり、
土の中では、光を待っている多くの種から新しい芽が出るのを待ちます。
花が咲けば、食べ物を求めて鳥や動物が帰ってくることでしょう。
森の恵みは野生の動物たちだけのものではありません。
森の力は「心や体を癒やす力を秘めている」とニコル氏は言っています。

さらにCWニコル氏は、余市・仁木地区の50年後の未来のためにも
ミズナラの植樹を提案してくれました。
ワイン用の樽と言えば多くのワイナリーが輸入品を使用していますが、
かつて北海道は大量のミズナラを輸出していました。
ミズナラを植樹して樽材がとれるほど育つのに50年。
その財産を手にした子孫が再び50年後の子孫のために植樹していく。
このように人と森とのかかわりを取り戻すことで
そこに住む人々は森と関わりながら生活していくことになります。
自然と共生しながら生活していける未来をつくっていくこと、
これも「余市・仁木ワインツーリズムプロジェクト」にとって
とても大切な課題です。

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